3.14

3月14日は何の日? ホワイトデー… それでもいいが、「円周率の日」という答えもある。



11月22日がいい夫婦の日とか、8月8日はフジテレビの日とか、そんなことやってるのは日本人ぐらいだろうと思っていたら、この円周率の日。結構多くの国で言われているらしい。ウィキペディアでは、22もの言語がこの日の項目を取り上げている(リンクページ左下の「languages」リストを参照)

説明によると、3月14日以外にも円周率の日が存在するようだ。ウィキペディア日本語版から引用させてもらう。

7月22日
7月22日は 22/7 と表記されることがある。この区切り文字である / を割り算の記号(または分数の割線)とみなすと、アルキメデスが求めた近似値となる。


ふうん。でも「22/7」とひっくり返すと、日本人にはあまりピンと来ませんな。ちなみに22わる7は、3.142857142...で、3.14以下は合ってない。つまり、3月14日を超えていない(笑)

12月21日(閏年は12月20日)
中国における近似値の日である。新年から355日目にあたる日であり、祖沖之が求めた円周率の近似値である 355/113 の分子に由来する。分母にあたる1時13分に祝われる。


お、これは3.141592まで合っている。中国人さすが。でもシロートには少々面倒くさい。

4月26日
新年からこの日までに地球が動く距離が2天文単位となる。地球の公転軌道の長さと移動距離の比が円周率に一致する。


ううむ、言ってる意味はわかったが、地球の軌道って楕円だと言うし、微妙に円周率の話からは遠いような。^_^;

11月10日(閏年は11月9日)
新年から314日目に当たる日である。


これはわかりやすいですね。でも「3.14の日」じゃなく「314の日」だろ。

それから、「1592年3月14日6時53分58秒」が究極の円周率の日という解説もあった。一瞬「3と14が入ってるだけじゃねえか」と思ったら、アメリカ式で表記すると「3/14/1592 6:53.58」で、上12桁と一致するのだと。

いや…別にいいけど、1592年ってねえ。そんな昔の話、今決めてどうすんの? それにアメリカ式と言っても、アメリカはこの頃、やっとイギリス人による植民が始まったくらいで、国自体がまだないはずだ。…野暮な突っ込みでしょうか。(ちなみに日本史では、豊臣秀吉の軍勢が朝鮮半島に攻め入った年だとか)

ところで、中国の検索エンジン「百度」版のオンライン百科事典である「百度百科」にもこの説明が一通り載っているが、項目の最後に何の説明もなく、「中国語による円周率の語呂合わせ」が書いてあった! わはは。「5201314」に感心してる場合じゃないね。誰が考えたのかわからないが、お見事。引用させていただきます。

3.141592653589793238462643383279184177564458124720658815988066864013671875 “山间一寺一壶酒,而乐吾刹五,把酒吃酒三而三,巴士溜而溜,西伞三把。伞而,吃酒要把诗,吆起起舞柔,丝丝舞吧,吆啊似起啊,拧扭我把,把一壶酒,爸爸您留留吧!留丝您一身。留起要把起舞。”

(文中の簡体字を一応日本の漢字に変換すると、
 间=間、壶=壷、乐=楽、伞=傘、诗=詩、丝=糸、拧=擰)

最初の「山間一寺一壷酒」なんて、漢詩の雰囲気さえ出ていて素晴らしいが、言ってることがだんだんヨレヨレになってくるのがいかにも語呂合わせらしい。「バスでぶらぶら」とか、「お父さん、お酒一本とっといて」とか。でも何だかよくわからない部分もある。面白いから、どなたか訳してくださいませんか?

それから、以前「5201314」でも触れたが、発音との対応がけっこうゆるい。やはり正確なだけでは語呂合わせなんて到底できないようだ。「06(ling liu)」が「拧扭(ning niu)」になっていたり、「零(ling)」が「您(nin)」で代用されていたりと、「L」「N」が近い位置づけであるのもよくわかる。

円周率という数値が何だかリクツでは捉えきれない奇妙な数だけに、それにまつわるお遊びもいろいろ生まれてくるわけだ。ただ、円周率の日に何をやるのかといえば「世の中における円周率の役割を考え円周率が存在しない世界について考える」とか「パイを食べる」「映画"π"を観る」なんぞだというから、まあ、ホワイトデーと比べてより意義深い日というわけでもなさそうだが。
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by uedadaj | 2008-03-14 15:53 |


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