可樂餅

この言葉を初めて見た時、「可口可樂」あたりをヒントに意味を推測する人は結構いるだろう。



再び、Tessの日記から。
彼女が日本旅行中、築地市場の店で食事をした。そのメニューに「鮪魚頰肉+炸蝦or可樂餅」というのがあったそうだ。ふんふん、マグロの頬肉にエビフライ、それから可樂餅---

コーラ餅ぃ???

うかつながら、その部分の表記は品書きの直訳だと思い込んでいたため、中国語の「餅」が日本の餅と全く別物であることに考えが及ばなかった。

築地には、魚と一緒に餅を食わすトコロがあるのか?…いやまて。確か、懐かしの駄菓子にこんなのがあったよな。ということは、駄菓子を売物にした民芸食堂か?新鮮な海の幸と一緒に、ぽん菓子とか体に悪そうな梅ジャムせんべいも出すんだろうか。

んなわけはないな。ともかく、辞書に見つからないので、ネット検索してみた。台湾のYahooはその時調子が悪くつながらなかったので、とりあえず大陸のBaiduへ行き、可乐饼と打ち込む。

見出しがズラリ。うわあ、いろんな可乐饼があるね。
●「可乐饼おにぎり」--?
●「じゃがいも可乐饼」--?
●「可乐饼だからといってコーラが入っているわけではなく、日本語の名前の発音がコーラに似ていることからこの名がついた」--コーラに似た名前の日本の食べ物って何だっけ?
●「香酥可乐饼」--香酥とは、「油で揚げたぱりぱりした歯ざわりの食べ物(小学館中日辞典第1版)」。つまりフライ物か?
●「つくり方は簡単、栄養もあって、口当たりは“脆炸鲜奶”に似ている」--あああ、また新しい食い物の名が。ネット検索で物事を調べる場合、こんな風に謎の言葉がいろいろ枝分かれしてきて、時間と精力を奪っていくことがよくある。

っと、「瑜伽美食——可乐饼」というページにつくり方らしきものがあった。「材料:じゃがいも3個、牛ひき肉200g、たまねぎ1/2個、バター大匙2、塩適量、小麦粉…」ははあ。これはもしや。でも「瑜伽」ってヨガのことだよな。ヨガやる時にこんなカロリーが高そうなもの食ってどうするんだろう。

何だか混乱してきたので、そのヨガのページを開けてみる。運良く完成品の写真に行き当たった。やっぱりコロッケだ。^_^Y …だが、ヨガとの関係性は謎である。

後日、「北辞郎」という中国語辞書サイトで調べてみたら、車のコロナおよびコロナビールを「可樂娜」と書き、さらに児童向け漫画雑誌「コロコロコミック」に連載された「コロッケ!」という漫画(知らんっちゅうの-_-)が「可樂小子」と訳されていることもわかった。

「可口可樂」「百事可樂」があまりに有名なので、てっきり「可樂」がコーラを示す専用語彙だと思っていたが、事はそう簡単ではなかった。字面が良くて商品名に使いやすいせいだろうか。これからも、いろんなモノの表音パーツとして使われていくのかもしれない。

ちなみに、可樂餅をテーマにを書いたとき、網友から「可麗餅」という華麗な名の「餅」も教えてもらった。さて、これは何でしょう?(答はこちら
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by uedadaj | 2006-03-21 00:50 |


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